懸垂が何回もできるとカッコいいですよね。
ただ、懸垂は自分の全体重を引き上げるトレーニング。負荷が大きく、背中や腕の筋力を必要とする高レベルなトレーニング種目です。
筋トレ初心者の方は、懸垂が苦手な方も多いはず。
懸垂ができるようになりたくても、数回しかできないと、トレーニングのモチベーションも上がりません。
そんな方には、トレーニングチューブを使った懸垂がオススメです。
私もトレーニングチューブを使った懸垂に取り組み、できる回数を増やすことができました。
この記事では、トレーニングチューブの効果や私の愛用品、補助の力を実際に測ってみた結果、商品を選んだ際の私の失敗談などを紹介しています。
- 懸垂は苦手だけど、本当はもっとできる様になりたいと思っている方
- 初心者でも懸垂ができる様になるアイテムが欲しいと思っている方
\この記事を書いた人/
ひるきん
昼休みのスキマ時間に筋トレするアラフォービジネスマン。筋トレスペシャリスト資格も取得。昼休みに懸垂する日課を1年続け、累計は7,000回に到達。連続で7回しかできなかった懸垂が、目標の19回も達成できました。現在も、昼休みの筋トレに日々奮闘中です。
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トレーニングチューブとは?
トレーニングチューブとは、簡単に言えば、強度の高いゴム製の輪っか。トレーニングに耐えれる様、分厚く、幅広に設計されています。
トレーニングチューブは、筋トレの負荷を強めたり、ストレッチの効果を高めたりと、目的に合わせて色んな使い方ができる万能なアイテム。
トレーニングチューブを使えば、懸垂の動作を補助することも可能なのです。
トレーニングチューブの使い方
バーにぶら下げたトレーニングチューブに足をかけた状態で懸垂を行うと、体を引き上げる動作をサポートしてくれます。体を引き上げる力が軽くなるので、懸垂が苦手な方にオススメです。
使い方やセッティング方法は、めちゃくちゃ簡単。
トレーニングチューブを懸垂用のバーに掛けて…
片方の輪っかを、もう片方の輪っかに通して…
締め込んだら完成。
あとは、ぶら下がった輪っかに足をかけて、懸垂すればOKです。
懸垂トレーニングに耐えうる強度で設計されたチューブを使いましょう。
それ以外のチューブを使うと、強度が弱く、破損したりする可能性があるので、注意が必要です。
トレーニングチューブを使う効果
回数が増えてモチベーションアップ
できる回数が少ないと、トレーニングのモチベーションが上がりませんよね?
片手で数えるほどの回数しかできないと、頑張っているのに、ちょっぴり寂しい気持ちになってしまいます。
私がトレーニングチューブを使いたいと思ったのも、1セットに行える懸垂の回数を1増やして、モチベーションを上げたかったから!
トレーニングチューブで懸垂の動作を補助すれば、できる回数が増え、モチベーションがアップします。
筋トレは成果が出るのに時間がかかるため、長く継続するのが必須。懸垂のモチベーションが上がれば、筋トレを長く継続しやすくなります。
自分に合った負荷でトレーニングできる
各メーカーから、色々な種類のトレーニングチューブが出されています。色んな強さのトレーニングチューブがあるので、自分のレベルに合わせた負荷で、懸垂が可能です。
自分の全体重を支えて行う懸垂は、自重トレーニングの中でも高い負荷がかかります。
チューブを使って自分に合った負荷でトレーニングを行えば、筋肉にかかる負担を軽減し、ケガの防止にもつながります。
だからといって、懸垂の負荷が軽すぎるのもダメ。
効率的に懸垂トレーニングを行うには、6~12回できる負荷に調整すると良いでしょう。
筋トレは、負荷の設定次第で効果が大きく変わります。筋肉を効率的に大きくしたいなら、一度に6回から12回しか反復できない負荷がベストです。
引用元:新版 筋トレと栄養の科学(監修者 坂詰真二、石川三知/発行所 (株)新星出版社)
愛用しているトレーニングチューブ
Amazonベーシック フィットネスチューブ トレーニング用 抵抗力5kg−16kg
色 | レッド |
抵抗力 | 5-16kg |
どれくらい補助してくれるのか
測定はフィッシングスケール(魚釣り用の測り)を使いました。
トレーニングチューブを懸垂器具WASAI MK301のバー(高さ203cm)に取り付け、一番下まで「グゥーッ」と伸ばしていくと…
6.48kg!つまり、約6kg分の補助。
この記事を書いた当時は、私の体重は約61kg。トレーニングチューブで補助するれば、約55kgの体重を引き上げる力で懸垂ができてしまう!ということです。
実際の使い心地は?
体が「グイッ」と引っ張り上げられるんだろうとイメージしてましたが、実際は少し違います。
足の裏にトレーニングチューブをかけるので、体が引っ張り上げられるというよりは、トレーニングチューブの上に乗っている感覚です。
懸垂の回数はどれくらい変わる?
当時の私の懸垂のレベルや体型は、
- 通常の懸垂 MAX7回
- 体重 61kg
約6kgの補助で「+1回」
約6kgの補助することで、懸垂回数がMAX7回からMAX8回へ増加しました。
…が、+1回と思ったよりも増えませんでした。
約11kgの補助で「+3回」
約11kgの補助することで、懸垂回数がMAX7回からMAX10回へ増加しました。
トレーニングチューブで補助すれば、「懸垂10回×5セット」といったトレーニングも可能になります。これくらい数ができると、モチベーションも上がりますね。
補助の強さを約11kgにするため、懸垂器具WASAI MK301のディップス用のバーにトレーニングチューブかけ、2本のチューブで体重を支える形に使い方を変えました。
この場合の補助の力は、約11kgです。
良かった点:初心者も買いやすいお手頃な価格
トレーニングチューブを買うのは今回が初めて。思っていた商品と違っていたり、使いこなせなかったりしたら…。万が一そうなったとしても、精神的ダメージが少ない方がいいな。…ということで、安価なものにしました。
送料も含めて、1,000円ちょっとで買えました。このお手頃な値段は、初心者の方にもオススメです。
Amazonベーシック フィットネスチューブ トレーニング用 抵抗力5kg−16kg
色 | レッド |
抵抗力 | 5-16kg |
バンド幅 | 約1cm |
失敗した点:ゴムの強度が弱過ぎました
「せっかく筋肉を鍛えるんだし、補助され過ぎないように」と、抵抗力の低いものを選びました。…が、実際に懸垂を補助してみると、増えた回数は+1回。
もう少しゴムの強度が高いものにすればよかったです。
当時の私の懸垂のレベルであれば、コチラの方が良かったかもしれません。
Amazonベーシック フィットネスチューブ トレーニング用 抵抗力13.6-27.2kg
色 | ブラック |
抵抗力 | 13.6-27.2kg |
バンド幅 | 約2cm |
レッドよりも抵抗力が大きいブラック。
- レッド 5-16kg
- ブラック 13.6-27.2kg
レッドと比べて、ブラックの方がバンド幅が広いです。
- レッド 約1cm
- ブラック 約2cm
懸垂器具WASAI MK301のバー(高さ203cm)に取り付け、一番下まで伸ばした時の補助の力は約13kgでした。
初心者の方ならセットがオススメ
トレーニングチューブで補助すれば、懸垂の動作をサポートしてくれるので、懸垂を始めたばかりの方におすすめです。
筋力をつけるには、懸垂が6〜12回できる強度のトレーニングチューブを選ぶのが効率的。
特に初心者の方で、懸垂の回数がほとんどできない方は、色んな強度のトレーニングチューブをセットで買った方がベターです。
Croch トレーニングチューブ
色 | レッド | ブラック | パープル | 緑 |
負荷レベル | 約7-15kg | 約15-30kg | 30-45kg | 45-70kg |
バンド幅 | 1.3cm | 2.2cm | 2.8cm | 4.5cm |
強度の強いものから、弱いものまで、異なるトレーニングチューブが一度に揃います。
自分の懸垂のレベルや、その後の筋力の成長に合わせて強度を変えることが可能です。
- 実際に使いながら、自分のレベルにあった負荷を選ぶことができる。
- 筋力の成長に合わせて、補助の強さを変えていける。
ただし、複数本を同時に購入することになるので、出費が大きいがデメリット。
- コストがかかる
トレーニングチューブからスタートした懸垂は徐々にレベルアップ
懸垂を始めた当初は、1度にできるは7回が限界でした。
1年後、トレーニングチューブを使わなくても、10回×5セットの懸垂トレーニングや、連続で19回できるまでに成長しました。
これも、トレーニングチューブを使って、懸垂の回数を重ねることで、筋力を鍛えることができたからです。
まとめ:懸垂が苦手ならトレーニングチューブを使おう
目的に合わせて色んな使い方ができるトレーニングチューブは、懸垂の動作を補助することも可能です。
トレーニングチューブの使い方やセッティング方法は、とても簡単。
トレーニングチューブに足をかけた状態で懸垂を行えば、体を引き上げる動作をサポートしてくれます。
- 懸垂できる回数が増え、筋トレのモチベーションアップ
- 自分に合った負荷でトレーニングすれば、効率的に筋力アップ
トレーニングチューブを選ぶ際は、自分の懸垂のレベルや体型に合わせた強度を選ぶ必要があります。
強度の違いが回数にどれくらい影響するかは、私の例が参考になれば、うれしいです。
- 通常の懸垂回数は、MAX7回
- 約6kgの補助での懸垂回数は、MAX8回(+1回)
- 約11kgの補助での懸垂回数は、MAX10回(+3回)
初心者の方は、複数の強度をセットでそろえれば、筋力の成長に合わせた強度を選びやすいでしょう。
最後に:他にも懸垂の回数を増やす方法があります
ここまで、懸垂が苦手な方に対して、トレーニングチューブを使って懸垂することをオススメしてきました。
…が、それ以外にも懸垂の回数を増やす方法があります。
それは、体重を減らすこと!
懸垂に取り組むのと合わせて、食生活も見直せば、より懸垂の回数が増えやすくなります。
私が取り組んでいるプチ禁酒は、平日に飲むビールを炭酸水に置き換えるだけ。炭酸水は種類が豊富。中には、ビール風味の炭酸水も登場しており、あなたのプチ禁酒をサポートしてくれます。
\ 炭酸水でビールを減らそう! /
以上、この記事が参考になれば、うれしいです。